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クリリン「ハンター試験か…」

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 20:32:00.57 ID:r5N64GFN0

クリリン「おっちゃん、ステーキ定食」

店主「焼き方は?」

クリリン「ん~、弱火でじっくり」

店主「奥へ行きな」





クリリン「あれ?床動いてんぞ」

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 20:40:41.28 ID:r5N64GFN0

クリリン「まいっか」

クリリン「……」もぐもぐ

クリリン「すっげえうめえな」

クリリン「どうせなら18号も連れてくりゃよかった」

チーン

クリリン「?」

ガチャ  ざわざわ

クリリン「へ?人がいっぱい……」

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 20:46:55.29 ID:r5N64GFN0

クリリン「なんなんだこいつら……」

クリリン「……」

クリリン「食べてから考えるか」

クリリン「うん、残すのはわるいしな」

クリリン「うんめぇ、やっぱうめえな」もぐもぐ

クリリン「今度悟空にも教えてやろっと」





クリリン「ごちそうさまでした!」

クリリン「……あれ、誰も居ない」

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 20:54:23.63 ID:r5N64GFN0

クリリン「さっきまであんなにいたのに」

クリリン「……」

クリリン「まいっか、俺には関係ないや」

クリリン「腹いっぱいになったし金払って帰るか」

クリリン「でもどうやって帰んだ?」

クリリン「う~ん」

クリリン「う~ん……」

クリリン「この道しかねえよな」ダッ

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 21:00:00.08 ID:r5N64GFN0

クリリン「はっ、はっ」

クリリン「なんだよ、景色変わんねえじゃねえか」

クリリン「ああもう!どこだよここ!?」

クリリン「はっ、はっ」

クリリン「あ……お金払ってない」

クリリン「こっから出たら返さなくちゃな」

クリリン「……」

クリリン「きんとうーん!」

クリリン「って来るわけねえか」

クリリン「はっ、はっ」

クリリン「……あ!」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 21:06:19.42 ID:r5N64GFN0

ニコル「ゼッ、ハッ!」

ニコル「いや……たくない……」ゼエハァ

アモリ(限界だな)

イモリ(よし、やるか)

ニコル「ゼェ、ハッ!」

アモリ「ヘイルーキー!だらしねえぞ」

ウモリ「まだ走り続けて六時間程度だぜ?」

イモリ「恥ずかしいヤローだ、表彰もんの能無しだぜテメーはよ」

アモリ「ハンター試験始まって以来の落ちこぼれだぜオマエ」

ウモリ「才能ねーんだよバーカ!!!」

アモリ「二度とくんなクズ野郎!!!」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 21:09:57.41 ID:r5N64GFN0

ニコル「……」ゼェゼェ

クリリン(やっぱそうだ、人だ!人がいるぞ!)

クリリン「おーーーーーーーーーい!!!」

ニコル「……」

クリリン「ありゃ?こっからじゃ聞こえねえか」

クリリン「待ってろよ……」ドドドドドドド

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 21:22:07.34 ID:r5N64GFN0

キキーッ

クリリン「さ、教えてもらうぜ、ここは一体」

ニコル「……」ゼェ ハァ

クリリン「どした?大丈夫か?」

ニコル「うっ……うぅ……」

クリリン「おいおい、泣いてちゃわかんねえよ」

ニコル「う……うぅぁぁ……」

クリリン「困ったなぁ……」

クリリン「う~ん、連れてくか」

ニコル「……?」

クリリン「ほら、背中乗れよ」

ニコル「……?」

クリリン「気にすんなって、こう見えて空飛べるから」

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 21:29:12.88 ID:r5N64GFN0

サトツ「さて、ちょっとペースを上げますよ」

受験者A「なんてヤローだあいつ……!」

受験者B「普通に歩く感じなのに2段飛ばしで登っていきやがる!」

ゲレタ「ここでかなりリタイアしそうだな……」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ

受験者C「……ん?」

受験者D「なんだ?変な音が」

受験者E「おい、あれを見ろ!」




クリリン「よっしゃああああこの道合ってたああああああああああああああああああ!」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 21:41:28.18 ID:0QQRJRQX0

ゴン「キルアはなんでハンターになりたいの?」

キルア「俺?別にハンターになんかなりたくないよ」

キルア「もの凄い難関だって言われてるから面白そうだと思っただけさ」

ゴン「ふ~ん」

キルア「ゴンは?」

ゴン「俺の親父」

クリリン「ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!」

ゴン「……?」

キルア「……?」

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 21:47:44.20 ID:0QQRJRQX0

クリリン「お、出口が見えたぜ!やったな!」

クリリン「そうだ、お前なんて名前」

ニコル「〇з★☆@△!?」

クリリン「やべ……飛ぶのはまずかったか」

クリリン(ここ出たら一旦降ろして……)

クリリン(うん、適当にごまかせばなんとでもなる!)

62 :変わった:2011/10/21(金) 21:55:22.06 ID:0QQRJRQX0

クリリン「着いたぞー」

ニコル「」ピクピク

クリリン「げ、気絶してる」

クリリン「う~ん、このまま放っとくのもなぁ」

クリリン「色々聞きたいこともあるし……」

ニコル「……あれ……ここは?」ムクッ

クリリン「あ」

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 22:07:44.41 ID:0QQRJRQX0

クリリン「へえ、ハンター試験か」

ニコル「あの、本当に受験者ではないんですか?」

クリリン「違うっつってんだろ、俺は飯食いに来たの」

ニコル「はあ」

クリリン「でさ、ここどこなんだ?」

ニコル「私も初めてなので……」

クリリン「そっか、まいったな」

ニコル「……先ほどは」

クリリン「空なんて飛んでない!」

ニコル「え?」

クリリン「いいか、空なんて飛んでないからな!」

ニコル「はあ……」

クリリン「……あのさ、ハンター試験のこと、もっと聞かせてくれよ」

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 22:24:26.42 ID:0QQRJRQX0

クリリン「はぁ~なるほど」

ニコル「はい」

クリリン「聞けば聞くほどすげえな」

ニコル「……恥ずかしながら、私はもう駄目です」

クリリン「なんで?試験はまだ終わってないだろ?」

ニコル「厳密に言うとそうですが……実際に受験して気付かされました」

ニコル「自分の限界と上には上がいることを」

クリリン「お前、やめちまうのか?」

ニコル「ええ、潔く諦めて別の人生を探します」

クリリン「でもよぉ……」

サトツ「おや、先客がいましたか」

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 22:40:58.18 ID:0QQRJRQX0

サトツ「……」

クリリン「誰だよこのおっさん」ヒソヒソ

ニコル「試験管です」ヒソヒソ

クリリン「そうは見えねえけどなぁ」

ニコル「……クリリンさん、一つお願いがあります」

クリリン「はへ?」

ニコル「私のプレートを継いで頂けませんか」

クリリン「はぁ?」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 22:56:31.98 ID:0QQRJRQX0

クリリン「いや、俺帰りたいだけ…」

ニコル「試験管には私から申し出ます、もしかしたら特例が降りるかもしれません」

クリリン「……」

ニコル「私には出来ませんでした、ですがあなたには資質がある」

ニコル「もったいないですよ、手はそこまで伸びているのに」

クリリン「……わーったよ」

ニコル「はい?」

クリリン「わかった、受ける!」

ニコル「本当ですか?」

クリリン「でも約束しろ」

ニコル「約束?」

クリリン「ニコル、お前来年も試験受けろ」

ニコル「え……」

クリリン「一回やったぐらいで受かるかどうかなんてわかんねえだろ」

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 23:09:29.52 ID:0QQRJRQX0

クリリン「それ絶対後悔するやつだから、諦めたら絶対後悔するぞ」

クリリン「だから次もやってみろよ」

クリリン「まぁかく言う俺も経験者だからさ、説得力無いけど」

ニコル「クリリンさん……」

クリリン「周りに置いてきぼり食らっても自分を磨けばさ」

クリリン「そのうち空とか飛べるようになんぞ」

ニコル「あ、やっぱり飛んだんですね」

クリリン「違うよ飛んでねえよ」

ニコル「……」

クリリン「……」

ニコル「クリリンさん、約束します、次は必ず」

クリリン「おう、頑張れよ」

クリリン「なあおっさん、全部聞いてんだろ?」

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 23:18:39.19 ID:0QQRJRQX0

クリリン「どうなんだよおっさん」

サトツ「ええ、聞いていましたよ」

クリリン「こいつの後継いでいいか?資格無いけど」

サトツ「ふむ……」

サトツ(弛まぬ日々の鍛錬が窺える滑らかなオーラですね)

サトツ(加えて念の一種であろうあの飛行能力)

サトツ(なぜ紛れ込んだかは分かりませんが、路傍に転がる宝石を放っておく手は無い……)

サトツ「うむ、よろしいでしょう」

クリリン「ほんと?」

サトツ「受験票変更の事務手続きはのちほどになりますが」

クリリン「よっしゃああああああああああ!」

ゴン「あ」

キルア「さっきの修行僧」

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 23:28:07.77 ID:0QQRJRQX0

サトツ「それでは参りましょうか、2次試験会場へ」ザッ

受験者「くそっ、ぬかるんでやがるぜ」

クリリン(187番……確かに受け取ったぜ)

ゴン「ねえ、さっきのどうやったの?」

クリリン「あん?」

キルア「空飛んでたじゃん」

クリリン(やっぱ見られてた……ちくしょう)

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 23:34:47.24 ID:0QQRJRQX0

キルア「いいじゃん教えろよ」

クリリン「さあ、知らねえよ」

キルア「坊主のクセにウソ付くのかよ」

クリリン「知らねえもんは知らねえ」

キルア「ガキの頃からウソ付いてっと碌な大人になんねえぞ」

ゴン「キルア、それ人の事言えない…」

クリリン「だぁーーーーーうっせえな!」

クリリン「俺はガキじゃねえ、今年で38だ!」

ゴルア「えええええええええええええええええええええええええ!?」

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 23:41:35.89 ID:0QQRJRQX0

サトツ「皆さんお疲れ様です、無事湿原を抜けました」

サトツ「ここビスカ森林公園が二次試験会場となります」

クリリン「ふぅ」

クリリン(くそっ、髪なんか剃るんじゃなかった)

クリリン(もっかい伸ばそ、18号もそっちのがいいだろうし)

クリリン(でも肝心の体力面は問題ないな)

クリリン(うん、出るなよ筆記試験!)

サトツ「……」

サトツ(気になります、暫く様子を見ていきますか)

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 23:48:05.69 ID:0QQRJRQX0

ゴゴゴゴゴゴ

メンチ「どぉ、お腹はだいぶ空いてきた?」

ブハラ「聞いての通りもうペコペコだよ」

メンチ「そんなわけで二次試験は料理よ!」

ブハラ「まず俺の指定する料理を作ってもらい」

メンチ「そこで合格したものだけがあたしの指定する料理を作れるわけよ」

ブハラ「俺のメニューはブタの丸焼き!森林公園に生息するブタなら種類は自由」

メンチ「それじゃ、二次試験スタート!」

クリリン「セーフ!筆記じゃないセーフ!」

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/21(金) 23:53:16.24 ID:0QQRJRQX0

グレイトスタンプ「」

クリリン「あとは焼くだけ」ズルズル

クリリン「しかしハンター試験ってのは変わってんな」

クリリン「料理が出るなんて思ってもみなかったぜ」

クリリン「ま、望むところさ!料理は俺の得意分野!」

クリリン「……」

クリリン「18号が飯を作らないのはこの日の為だと思いたい……」

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:05:39.51 ID:lX3GhiyJ0

メンチ「はい終了ーーーーーーーーー!」

メンチ「ブタの丸焼き料理審査!!70名が通過!!!」

クリリン(次は何だ……ハンバーグか?コロッケか?)

ゴン「あ、クリリンさん!」

クリリン「あれ、お前らも残ってんのか」

キルア「こっちのセリフだよ、おっさん落ちてんのかと思ったぜ」

クリリン「お前なぁ……」

メンチ「それじゃ、あたしの試験始めるよ」

クリリン(……さっきの、料理自体の難度は低かったな)

クリリン(つまり次の審査に求められるものは……)

メンチ「二次試験後半、あたしのメニューは……」

メンチ「スシよ!!!」

クリリン「!」

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:11:33.63 ID:lX3GhiyJ0

メンチ「スシはスシでもニギリズシしか認めないわよ」

クリリン(……きた)

クリリン「きたきたきたきたあああああああああ!」

クリリン(この前作ったやつじゃんか!)

クリリン(ありがとう18号、お前のわがままがここで活きてくるなんて!)

クリリン「こうしちゃいられねえ!」ダッ

「おい、あいつ何か知ってんぞ」

「ついてけついてけ!」

「おおおおおおおお!」

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:19:59.34 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「こんなもんでいいか」

クリリン「クリリン特性すごい釣竿!これで大漁間違いなし」

クリリン「ふっふっふ、俺が合格一番乗り」

クリリン「釣れろ釣れろ」

ゴン「こうやって使うんだ」

キルア「ふーん」

レオリオ「おいクラピカ、魚そっち行ったぞ」

クラピカ「任せろ!」

受験者「よこせ、それは俺んだ!」

受験者「知るかバーカ!」


クリリン「何かがおかしい……」

177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:29:42.32 ID:lX3GhiyJ0

クリリン(駄目駄目、気にすんのは良くないぞ)

クリリン(スシか……あの試験管どーなんだろうな)

クリリン(ありゃキツイ性格してそうだ、審査も厳しいんだろうな)

クリリン(いやいや、自信を持て!)

クリリン(そうだ、さすがに拳まで飛んでくるこたないさ)

クリリン(……全然釣れないな)

クリリン「ポイント変えるか」スタッ

クリリン「あれ?誰も居ない」

クリリン「まさか…」

クリリン「やばっ!時間おい!」

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:36:05.19 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「くそっ!」ダッ

クリリン「結局釣果ゼロかよ!」

クリリン「しょうがねえ、こうなったら素シで通す!」

クリリン「通るわけないか、アホか俺は」

クリリン「ああもうどうにでもなれ」ガラッ

メンチ「悪い!!お腹一杯になっちゃった」

クリリン「うっそおおおおおおおおおおおお!?」

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 00:47:40.52 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「やっちまった……」

ゴン「クリリンさん、どこ行ってたの?」

クリリン「……」

メンチ「とにかくあたしの結論は変わらないわ」

メンチ「二次試験後半の料理審査、合格者は0よ!!!」

クリリン「……え?」

メンチ「なによ、文句ある?」

クリリン「なんで皆不合格なんだよ」

メンチ「聞いてなかったの?あのハゲがレシピ漏らしたからっつったでしょーが!」

クリリン「俺?」

メンチ「違うわよ、そっちのハゲよ!」

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:05:46.09 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「そんな理不尽な……」

クラピカ「成り行きに任せるしかないか」

クリリン「でもよ、せっかくここまで来たのにさ」

キルア「同じハゲだからって責任感じることないって」

クリリン「そうじゃねえよ」

クリリン「はぁ……合格するって約束したのにな」

ゴォン ゴォン

クリリン「んあ?」

『合格者ゼロはちと厳しすぎやせんか?』

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:12:44.25 ID:lX3GhiyJ0

メンチ「よっと、この卵でゆで卵を作るのよ」

トードー(簡単に言ってくれるぜ……こんなもんまともな神経で飛び降りれるかよ!)

キルア「あーよかった」

ゴン「こういうのを待ってたんだよね」

トードー「!?」

レオリオ「よっしゃいくぜ!」

バーン!

トードー「なんて奴らだ……」

クリリン「よっと」

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:18:53.26 ID:lX3GhiyJ0

ビーンズ「次の目的地へは明日夜8時に到着予定です」

ビーンズ「こちらから連絡するまで各自じゆうに時間をお使いください」

キルア「ゴン、探検しようぜ!」

ゴン「うん!」

レオリオ「元気な奴ら……おれはぐっすり寝てーぜ」

クラピカ「私もだ、恐ろしく長い一日だった」

クリリン「自由時間か……会長さん!」

ネテロ「ほい、なんじゃ?」

クリリン「この船、電話ある?」

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:27:55.98 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「もしもし、俺だけど」

クリリン「わっ!ゴ、ゴメンなさい!」

クリリン「ちが、違うってば!浮気なんかしてないって!」

クリリン「本当だってば、そんな甲斐性ないよ俺は」

クリリン「今のは反射的に謝っただけ……うん」

クリリン「マーロンは?」

クリリン「そっか、うん……うん……」

クリリン「ご飯ちゃんと食べてるか?」

クリリン「……そっか……うん、うん?俺?」

クリリン「ちゃんと食べてるよ、2~3日したら帰る」

クリリン「大事な用があるんだ、帰ったら話すから」

239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:37:37.28 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「ん、じゃあ切るよ」

クリリン「え?まだ?」

クリリン「うん……うん……そっか、自分で作ったんだ」

クリリン「今度俺にも食わせてくれよ」

クリリン「マズかった?そりゃ普段やんないもんなぁ」

クリリン「でも食べてみたいな、お前の料理」

クリリン「え、なんか悪い事言った?」

クリリン「なんで怒ってんの?いや怒ってるじゃん」

クリリン「いいじゃんエプロン似合いそうだし」

ツー ツー

クリリン「あ……」

ネテロ「ええのう若いもんは」

247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:43:44.96 ID:lX3GhiyJ0

ビーンズ「皆様、大変お待たせいたしました」

ビーンズ「目的地に到着です」


バーボン「何もねーしだれもいねーな」

受験者「一体ここで何をさせる気だ」

ビーンズ「ここはトリックタワーと呼ばれる塔のてっぺんです」

ビーンズ「さて、第三次試験の内容ですが試験管の伝言です」

ビーンズ「生きて下まで降りてくること」

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:53:36.13 ID:lX3GhiyJ0

「それではスタート、頑張ってくださいね!」

受験者「側面は窓一つ無い壁か……ここから降りるのは自殺行為だな」

冨樫「普通の人間ならな」

グ グ

冨樫「このくらいのとっかかりがあれば難なくクリア」

バサッ バサッ

冨樫「うわあああああああああああああああ!」

レオリオ「外壁を伝うのは無理みてーだな」

クリリン「でもこっから行くのが一番だよな?」

レオリオ「おま、見てなかったのかよ」

クリリン「壁を伝うよりもっといい方法があるぜ」

レオリオ「なんだって?」

クリリン「よっ」トーン

レオリオ「な、なんだってーーーーーーー!」

269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 01:59:30.86 ID:lX3GhiyJ0

レオリオ「よ、よし俺も…」ゴクリ

ゴン「ダメだよ、もっとバカになっちゃうよ」



クリリン「よっしゃ、一番乗りいいいいい!」

クリリン「さーて四次試験いくぞー!」

クリリン「さて会場は……」

クリリン「試験管は……?」

クリリン「誰もいないじゃん」

クリリン「どうすりゃいいのさ」

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:05:04.35 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「タワーの中入れっかな」

クリリン「あ、カギかかってない」ガチャ

『合格おめでとう』

クリリン「わっ!なんだよ急に」

『ちなみに外壁からの攻略はルール上なんら問題ではない、おめでとう』

クリリン「このスピーカーか」

『これから三次試験が終わるまで君にはここで待機してもらわねばならない』

クリリン「あのさ、飯とかどうすりゃいいの?」

『受験者の食料はこちらが確保している、合格者には決まった時間に配布される』

クリリン「そっか……あのさ」

『なんだ』

クリリン「電話ある?」

284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:18:55.03 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「もしもし、俺だけど」

クリリン「え?手が離せない?」

クリリン「……」

クリリン「ああ、うん、何やってんの?」

クリリン「え、なに?聞こえない?それ何の音?」

クリリン「……吹きこぼれか、あーするよなそんな音」

クリリン「え、なに?じゃあ料理作ってんの?」

クリリン「違う?いや今作ってんじゃん」

クリリン「でも時間おかしくない?もう昼だいぶ過ぎてるぜ」

クリリン「あ……なるほど」

クリリン「うわ、なんだよ怒んなよ!」

クリリン「……うん、楽しみにしてるから」

288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:23:54.01 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「でさ、2~3日って言ったじゃん、帰るの」

クリリン「うん、もうちょい遅くなりそうなんだ」

クリリン「うん……ゴメンな」

クリリン「マーロンは?」

クリリン「そっか、元気してるか」

クリリン「うん、なるべく早く帰るから」

クリリン「あ、最後に聞いていい?」

クリリン「何色のエプロン付けてん」

ツー ツー

クリリン「また切られた……」

297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:31:04.61 ID:lX3GhiyJ0

『44番ヒソカ、三次試験通過!所要時間6時間17分』

ヒソカ「ククク……」

『合格者第二号だ、おめでとう』

ヒソカ「?」

クリリン「Zzz」

ヒソカ「!」ズギュウーーーーーン

304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:42:03.31 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「……」

ヒソカ「……」パラ

クリリン(もう少し、もう少しだ!)

ヒソカ「……」パラ

クリリン(あと1枚、トランプタワーの完成!)

クリリン(俺こういうの苦手だからなぁ、純粋にすごいや)

ヒソカ「……」チラッ

クリリン(なんだ?なんで俺見んの?)

ヒソカ「……」ズキュウーーーーーン

311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:47:52.59 ID:lX3GhiyJ0

『タイムアーップ!』

『第三次試験、通過人数25名!』

リッポー「諸君、タワー脱出おめでとう」

リッポー「第四次試験はゼビル島にて行なわれる」

リッポー「では早速だがこれからクジを引いてもらう」

ゲレタ「クジ?」

受験者「これで一体何を決めるんだ?」

リッポー「狩る者と狩られる者」

319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 02:56:47.70 ID:lX3GhiyJ0

『ご乗船の皆様、三次試験おつかれさまでした』

『当船はこれより2時間ほどの予定でゼビル島へ向かいます』

クリリン「ん~」

クリリン(362番、362番……ダメだ、誰かわかんないや)

クリリン(俺を狙ってる奴もわかんないし)

クリリン「ややこしくてしょうがないよ」

クリリン「悟空だったら一々気にしないんだろうなぁ」

トンパ「やあクリリンさん」

クリリン「ん?」

330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:07:24.41 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「番号は教えないよ」

トンパ「ああ、そうじゃないんだ」

クリリン「え?」

トンパ「お近づきのしるしだ、飲みなよ」

クリリン「なんで俺なんだよ」

トンパ「あんたは強いからね、少しでも仲良くなっておきたいのさ」

クリリン「別にいいけどさ、だからって手加減しないからな」

トンパ「はは、こりゃ手厳しいな」

クリリン「んじゃ、ありがたく頂くよ」

トンパ「さ、お互いの健闘を祈ってカンパイだ」

トンパ(ククク、テメエは一番危ないからな!潰しておくに限るぜ)

クリリン「……」ゴクゴク

334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:14:15.45 ID:lX3GhiyJ0

『それでは三次試験の成績上位者から順に下船していただきます』

『1人が上陸してから2分後に次の人がスタートする方式をとります!』

クラピカ「先に行ける方が有利だな」

ゴン「俺の番早くこないかな」

『それでは一番の方、どうぞ』

クリリン「よっしゃあ!」

キルア「あいつなんで生きてんだろな」

ゴン「あの高さだもんね」

337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:21:32.69 ID:lX3GhiyJ0

クリリン(俺がスタートして約1時間……もう受験者全員が入島したはず)

クリリン(なのにまだ誰にも遭わない、みんな相当警戒してるな)

クリリン(一体誰が俺を狙ってるんだ?)

クリリン(……いや、そんな考えじゃダメだ)

クリリン(出遭った奴は全て倒す!)

クリリン(6点分集めりゃこっちのもんさ、あとは隠れてりゃいいだけ)

ぎゅる~

クリリン「ん?」

ぎゅるるるるる!

クリリン「!」

342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:26:43.10 ID:lX3GhiyJ0

クリリン(ちくしょう!なんだってこんな時に!?)

クリリン(やばいやばいやばいやばい!)

クリリン(どこか、どこでもいいから!)

クリリン(……あの茂み!)

クリリン(それっ!)ダッ

クリリン(早く早く!漏れる、まずい漏れる)ズリッ

クリリン(誰も見てないな、よし)



クリリン「ふぅ」

345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:33:26.92 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「よし、落ち着いた」

クリリン「出るもん出たし暫くは大丈夫だろ……」

クリリン「他の奴はもっと高レベルの争いやってんだろな」

クリリン「そう考えると凄い恥ずかしいなこれ」

クリリン「あ、拭くもん持ってない……」

「我が貸してしんぜよう」

クリリン「ありがと」

クリリン「……お前誰だよ!」

349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:41:11.34 ID:lX3GhiyJ0

「やあやあ我こそは!ハンター試験受験番号362番ケンミである!」

クリリン「おまっ」

クリリン(……危ない、うっかり口滑らすところだった)

クリリン(じゃあこいつが……俺のターゲット!)

クリリン「にしても……お前汚ねえぞ!人がクソしてるとこ狙いやがって」

ケンミ「誤解でござる!汚いのはそなたの尻でござろう」

クリリン「うるせえ!」

ケンミ「もう一つ、拙者はそなたの寝首を掻くつもりはござらん」

クリリン「?」

ケンミ「この紙で尻を拭き、そののちに正々堂々勝負するでござる!」

クリリン「……ありがと」

355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:48:36.05 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「よし、準備完了!」

ケンミ「その前に一つ取り決めを提案致したい」

クリリン「んだよ、さっさと勝負しようぜ」

ケンミ「我のターゲットはそなた!つまり互いにプレートを奪った時点で合格圏内」

クリリン「だから俺を狙ったのか」

ケンミ「うむ、これは漢の戦いにござる!」

ケンミ「よって、どちらか一方が負けを認めた時点でプレートの譲渡を決定致したい!」

クリリン「いいぜ、来な!」

360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 03:55:58.70 ID:lX3GhiyJ0

ケンミ「せやっ!とうっ!」

クリリン(体術はそこそこ、でも全然)

クリリン「遅い!」ズギャ

ケンミ「!」

クリリン「首裏への手刀、しばらく立てないぜ」

ケンミ「……」

クリリン「早く負けを認めな」

ケンミ「……」スッ

クリリン「!?」

クリリン(手加減しすぎたのか……)

367 :風呂:2011/10/22(土) 04:02:49.78 ID:lX3GhiyJ0

ケンミ「は!は!」

クリリン「……」ス ス

クリリン「ハッ!」ズギャ

ケンミ「!?」ドサッ

ケンミ「……」スッ

クリリン(ち……やるな、同じ攻撃はまともに食らわないか)

クリリン(それにしてもどういう体だ!?今のは掠っただけで悶絶してもおかしくない一撃のはず?)

ケンミ「……あれをやるしかござらんな」

クリリン「……!」

クリリン「お前、気を操れるのか!?」

384 :おやすみなさい:2011/10/22(土) 04:35:36.77 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「そうかい、なら俺も」ゴッ ゴゴゴゴゴ

ケンミ「!」

ケンミ「いい錬でござるな……拙者の見込みどおりの漢でござったか!」

クリリン「いくぜ!」




ケンミ「」ピクピク

クリリン「おい、まいったって言えよ」

ケンミ「」ピクピク

クリリン「しょうがねえな、プレート貰ってくぜ」

471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 10:56:39.02 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「あとはプレートを守るだけ……」

クリリン「向かってくる奴全員相手にしてもイイけど、1週間もあるしなぁ」

クリリン「どっかに隠れんのがベストだな」

ぎゅるる

クリリン「んあ?」

クリリン「……いや、気のせいだ!もう陣痛は来ないは」

ぎゅるるる~!

クリリン「くそっ……くっそおおおおおおおおおおお!」

478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 11:03:27.33 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「ふぅ」

クリリン「いつつ……まだ治んないか」

クリリン「へへっ、でもあの頃の俺とは違うのさ」

クリリン「小川のほとりでうんこすればセーフ!」

クリリン「紙が無くても水あるからセーフ!」

クリリン「何事も経験だな」

クリリン「あれ……うんこ止まんないな」

クリリン「他の奴がうんこしに来たらどうしよう……」

クリリン「あぁ!早くとまれよおい!」

486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 11:13:52.93 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「も、もダメ……」ゲッソリ

クリリン「あんなにうんこしたの初めて……」

クリリン「……お」

クリリン「ここいいな」

クリリン「うんうん、木の根が洞窟状になってんのか」

クリリン「茂みの中だしこりゃ相当見つけにくいぞ」

クリリン「誰も見てないよな……」

クリリン「うん……居心地も悪くない」

クリリン「あとは食料だな」

488 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 11:22:10.12 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「……」ムシャムシャ

クリリン(誰かいるな、それも……)

クリリン(こっちに近づいてる!?)

クリリン(バレたか?それとも身を隠しに来たか)

クリリン(……それにしても弱い気だな)

ガサッ

クリリン「!」

ゴン「……」

493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 11:33:25.41 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「大丈夫か?顔腫れてんぞ」

ゴン「……」

クリリン「なんとか言えよ」

ゴン「……」

クリリン「メシなら気にすんな、また採りに行くからさ」

クリリン「ほらもっと食えよ、腹が減っては何とやらだ」

ゴン「……」

クリリン「え……おいおいなんだよ、なんで泣いてんだよ」

ゴン「……」

クリリン「ハンター試験受けると皆こうなっちまうのか?」

506 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 11:46:49.69 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「だから顔腫れてたのか」

ゴン「うん……」

クリリン「わりい事したな」

ゴン「え?」

クリリン「1人になりたいだろ、そういう時」

ゴン「うん……」

クリリン「お前正直だな」

ゴン「ごめん……」

クリリン「毒が抜けるまでここにいろよ、俺は出てかないけど」

ゴン「……ありがとう」

クリリン「いいって事よ、お前の気持ちはよ~く分かるからな」

クリリン「絶対敵わない奴っているんだよなぁ」ボソッ

514 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 11:54:58.51 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「今日が最終日か……」

クリリン「ゴンの奴、ちゃんとやってっかな」

クリリン「……あいつといると悟空のこと思い出すな」

クリリン「どっか似てるんだよなぁ」

クリリン「キルアは幸せもんだよ、ありゃ一緒に居て退屈しねえタイプだ」

クリリン「……」

クリリン「そろそろまともな食事がしたい……」

518 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 11:59:29.06 ID:lX3GhiyJ0

『ただ今をもちまして、第四次試験は終了となります』

『受験生のみなさん、すみやかにスタート地点へお戻り下さい』

『これより1時間を帰還猶予時間とさせていただきます』

『それまでに戻られない方は不合格とみなしますのでご注意下さい』

ポックル「……」ガサッ

キルア「……」ガサッ

クリリン「うし!」ガサッ

526 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 12:16:17.63 ID:lX3GhiyJ0

ネテロ「10人中7人がルーキーか、ほっほっほ、豊作豊作!」

ブハラ「たまにあるんですか?こういうこと」

ネテロ「うむ、たいがい前ぶれがあってな…」

メンチ「サトツさん」

サトツ「はい」

メンチ「187番、どう思います?一次試験での印象とか」

サトツ「驚きましたね、まるでオーラの底が見えない」

メンチ「やっぱりサトツさんも」

サトツ「あなたがピリピリしていたのも彼が原因ですか」

メンチ「お恥ずかしながら……」

サトツ「仕方ありませんよ、あれ程の念を修める者が一受験者として場にいる矛盾」

サトツ「どうも違和感を覚えてしまうのは当然の事でしょう」

531 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 12:25:13.84 ID:lX3GhiyJ0

レオリオ「最終試験、なんだと思う?」

クリリン「見当もつかねえな」

キルア「殴り合いじゃないの?ザコにはハンター務まんないし」

クラピカ「私もその可能性が高いと思う」

ゴン「そーなんだ」

ハンゾー「その方が分かり易くていいんけどな」

ポックル「待てよ、そうとは限らないんだぞ」

レオリオ「ここは一つ、年長者の意見を聞いてみようぜ」

ポドロ「うむ……私は昨年二次試験で落ちた!」

クリリン「参考になんねえな……」

536 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 12:42:15.42 ID:lX3GhiyJ0

ポドロ「だが試験の内容を推測する事はできる」

レオリオ「マジかよ!」

ポドロ「これまでの試験内容を振り返ればたやすい事だ」

ポドロ「1~4次試験までで審査されていない項目、それは……」

全員「それは!?」

ポドロ「すなわち、ペーパーテスト!!!」

レオリオ「なにっ!?」

クリリン「そんなあああああああああああ!」

ゴン「ぺーぱーてすと……」

キルア「ウソだろ……?」

ハンゾー「あ……あがが……」

ポックル「終わった、何もかも……」

ヒソカ「……」バラバラ

542 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 12:50:46.89 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「ここまで来てそんなのあるかよ!」

ポドロ「それがハンター試験だ」

レオリオ「こうしちゃいられねえ、予習だ予習!」

ハンゾー「今の内頭ん中詰めるだけ詰めこむぞ!」

クリリン「……行っちまいやがった」

ゴン「そだね」

クリリン「お前いいのか」

ゴン「うん、俺もうダメだと思う」

クリリン「そっちかよ……」

ビーンズ「クリリンさん、クリリンさんはいらっしゃいますか?」

クリリン「え?はいはい、いるよ!」

ビーンズ「お電話です」

551 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 13:02:49.01 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「もしもし」

クリリン「お、悟空か!どーしたんだよ」

クリリン「うん……あー、悪いけどまた今度」

クリリン「今?今な、ハンター試験やってんだ」

クリリン「とにかく凄いんだよこれが!」

クリリン「かくかくしかじかでさ……そうなんだよ」

クリリン「最終試験、ブウより強いかもしんねえ」

クリリン「いやそりゃ一般常識なら得意なんだけどさ、お前のおかげで」

クリリン「専門知識問われたらどうしようも……うん」

クリリン「場所?お前くんのか?」

クリリン「ダメだよ、土産話なら帰ってから」

クリリン「うん、じゃーな」

575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 13:34:00.87 ID:lX3GhiyJ0

ネテロ「さて諸君」

ポックル(死ぬほど勉強したんだ、たぶんいける!)

ハンゾー(うんこ帽子め、とことん俺の邪魔しやがって!)

レオリオ(許さねえぞうんこ帽子、俺のカンペ八つ裂きにしやがって!)

ゴン「最初はグー!じゃんけんぽん」

キルア「おま、ジャンケン強いんだな」

クリリン(ゴンに流されて何の準備も出来なかった……)

ネテロ「最終試験は1対1のトーナメント形式で行なう」

クリリン「……え!」

レオリオ「ひ……筆記試験じゃねえのか?」

ネテロ「誰が言ったんじゃそんな事?」

ポドロ「ルールルルー♪」

608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 13:59:51.61 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「けっきょく取り越し苦労か」ホッ

クリリン「にしても……会長さん」

ネテロ「うむ、なにかの?」

クリリン「このトーナメント表おかしいぜ?対戦数が均等じゃないじゃん」

ネテロ「いかにも!さて最終試験のクリア条件だが、いたって明確」

ネテロ「たった1勝で合格である!!」

クリリン「……じゃあ」

ネテロ「つまりこのトーナメントは勝った者が抜けていき」

ネテロ「敗けた者が上に登っていくシステム!」

ネテロ「この表の頂点は不合格を意味する、もうお分かりかな?」

ハンゾー「ようするに不合格者はたった1人ってわけか」

ネテロ「さよう」

クリリン「あれ……俺一回しか戦えない?」

623 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 14:13:30.02 ID:lX3GhiyJ0

ネテロ「ああ、言い忘れたが対戦表はこれまでの試験での成績を元に構成しておる」

ネテロ「簡単にいえば成績のいい者にチャンスが多く与えられるということ」

クリリン「悪かったんだ、成績……」

ネテロ「お前さんは別じゃ」

クリリン「別?」

ネテロ「お前さんは受験票を持たぬイレギュラー、残念ながらいかに資質があろうと資格はない」

クリリン「う……」

ネテロ「特例で資格を与えたものの本来ならば合格不合格以前の問題」

クリリン「それは、うん……」

ネテロ「不正規参加を認めた以上、協会としても体裁を整えねばならんのだよ」

ネテロ「納得していただけたかな?」

クリリン「う~ん、しょうがないか」

645 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 14:27:55.90 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「ふぅ……」ジョロジョロ

クリリン(出番はだいぶ後だし、今の内に緊張ほぐしとかないと)

ハンゾー「……」フラフラ

クリリン「お!お前も小便?」

ハンゾー「いや……」ガチャ

クリリン「うんこかよ」

ハンゾー「……」スルッ

ブピャアミチミチミチィボッビュブボボモワッ!

クリリン「!」

クリリン「ハンゾー!大丈夫か!?」

ハンゾー「大丈夫じゃ……ない」

クリリン「おいおい、試験もうすぐ始まんぞ」

ハンゾー「昨夜の徹夜が……腹に来たようだ……」

クリリン「お前忍者だろ!そんぐらいどうってこと」

ハンゾー「忍は……不眠に対応できない……」ガクッ

660 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 14:35:58.27 ID:lX3GhiyJ0

ハンゾー「俺は……棄権する……」

クリリン「お前なぁ……」

ハンゾー「Zzz」

クリリン「寝んなよ、恥ずかしいぞうんこで棄権なんて」

マスタ「ハンゾー選手、どこですか?」

クリリン「ほら、係の人呼んでんぞ」

ハンゾー「Zzz」ブッピャア!

クリリン「臭っ!臭い!もう知らないかんな!」

クリリン「ったく」スタスタ

マスタ「あ!」

クリリン「あのさ、ハンゾー棄」

マスタ「ハンゾー選手、前へどうぞ」

クリリン「え?」

683 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 14:51:03.18 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「いや、だからさ」

マスタ「ハンゾー対ゴン!始めっ!!」

クリリン「え?俺ハンゾー!?」

ゴン「……」ダッ

クリリン「バカ!おい待てよ!」

レオリオ「ゴン、安い挑発に乗んじゃねえぞ!」

クリリン(ウソだろ?俺のことハンゾーと間違えてんのかよ)

クリリン(そんなに影薄かったか……?にしてもあいつとボウズしか共通点ねーよ!)

クリリン(だいたい服が違うっつーの!そうだ、流石に皆間違えてるわけじゃ…)

ネテロ「ブッ……」

クリリン(気づいてる……絶対気づいてる!笑ってんじゃねえ!)

クリリン(あんた最低だよ!)

712 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 15:01:23.59 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「……」

ゴン「……」

レオリオ「互いに一定の間合いを保ってるな……」

クラピカ「まだ様子見といったところだろう」

クリリン(いい加減気づけよ……)

クリリン(こうなったら事情を話して)

クリリン(……待てよ、この場合俺とハンゾー、どっちの過失なんだ!?)

マスタ「ファイッ!ファイッ!」

クリリン(元はといえばこいつ、こいつが諸悪の根源!)

クリリン(でもこの状況、ヘタしたら俺が他人の試験に割って入ったとみなされる……となれば俺の過失)

マスタ「ファーイッ!」

クリリン(このバカならそう取る、絶対人の話聞かねえタイプだ!)

725 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 15:08:40.64 ID:lX3GhiyJ0

クリリン(切り替えろ、もう戦うしかない!)

ゴン「……」ジリッ

マスタ「ファイッ!」

クリリン(理想は……そうだ、お互い善戦した上で俺の敗退)

クリリン(本物のハンゾーは戦える状態じゃない)

クリリン(つまり今の俺は負けて問題なし!むしろ当然の成り行き!)

クリリン「ゴン、かかってこい!」

ゴン「!」

ゴン「……」ダッ

クリリン(そうだ、それでいい)

クリリン(立ち合いは強く当たって、後は流れでお願いします!)

738 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 15:17:56.84 ID:lX3GhiyJ0

ゴン「……」ダッ

クリリン(少し、あと少しで俺の間合い)

クリリン(誘いの右を放ちカウンターを貰う、完璧だ!)

クリリン「今だ、せやっ!」

ゴン「……君、だれ?」

クリリン「なっ」ピタッ

ゴン「みんな、この人ハンゾーじゃないよ!」

レオリオ「ゴン、お前何言って…」

レオリオ「クリリンじゃねえか!」

753 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 15:24:50.94 ID:lX3GhiyJ0

クラピカ「どういうことだ?」

ざわざわ ざわざわ

「クリリンだ……」

「ハンゾーのフリしてたのかな……」

「不正受験……」

「サイテー」

クリリン「え……え……」

クリリン「お、俺は悪くないぞ!そもそも係員のお前」

マスタ「……」プイッ

クリリン「おい!」

クリリン「そうだ、会長!」

ネテロ「ハッ……フッ……」プルプル

クリリン「やっぱあんた最低だよ!」

770 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 15:34:54.68 ID:lX3GhiyJ0

ネテロ「オホン!」

ネテロ「え~諸君、先ほどの運営側の不備については一言お詫びを申し上げる」

ネテロ「本当に済まんかった」

レオリオ「水くせえな、言ってくれりゃいいのによ」

クリリン「言わなきゃわかんないってどういうこったよ」

ネテロ「この通り、立会人のマスタも反省しておる……どうか許してやってくれ」

マスタ「……」プイッ

クリリン「おい、こいつ目合わせねえぞ!」

ネテロ「さて、ではこの件についての裁定を下したい」

793 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 15:46:52.87 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「俺どうなんの」

ネテロ「まずこちらのクリリン、彼がハンゾーの試合に出場した経緯……経緯については……」

ネテロ「……」

クリリン「?」

ネテロ「ブフッ……アフッ……」

クリリン「くそっ!」

ネテロ「すまんすまん、続けるぞ」

ネテロ「経緯については無論こちら側の責任、よってクリリンの過失は認められない」

ネテロ「そしてハンゾーについては言わずもがな」

ネテロ「試合を敢行できる程の体力は無いものとみなし、棄権を認める!」

クリリン「じゃ、じゃあ……」

ネテロ「うむ、ここにいる9名を合格とする!」

813 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 15:56:53.83 ID:lX3GhiyJ0

ビーンズ「では、これにてハンターライセンスの交付及び講習会を終わります」

ビーンズ「後はあなた方次第、試練を乗り越えて自身の力を信じて」

ビーンズ「夢に向かって前進してください」

ビーンズ「ここにいる9名を新しくハンターとして任命します!」

クリリン「よっしゃあああああああああああああ!」

ゴン「やったね、クリリンさん」

クリリン「ま、ある意味お前のおかげだな」

レオリオ「ハンゾー、げっそりしてたな」

クラピカ「だが来年もある、彼なら合格するさ」

823 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 16:02:42.16 ID:lX3GhiyJ0

イルミ「キル、帰るよ」

キルア「ん……ちょっと待って」


キルア「ゴン!」

ゴン「キルア……やっぱ帰っちゃうの?」

キルア「あくまで一旦だ、勝手に出てったから謝んなきゃいけないし」

キルア「だからその内、お前らも来いよ!絶対だからな!」

ゴン「うん!」

レオリオ「約束するぜ」

832 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 16:10:39.90 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「お前らもう帰んのか?」

ゴン「うん、もうやる事ないし」

クリリン「そっか、短い間だったが楽しかったぜ」

ゴン「うん、またどこかで会おうね!」

ゴン「レオリオ、クラピカ」

レオリオ「なんだ?」

ゴン「キルアの家行こうよ」

クラピカ「早過ぎないか?」

ゴン「いいからいいから」

クリリン「……俺も帰るか」

クリリン「でもその前に」

835 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 16:18:28.58 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「もしもし俺だ、クリリンだ」

クリリン「最終試験、たった今終わったところ」

クリリン「結果?ははっ、聞いて驚くなよ」

クリリン「ああ、合格だ!」

クリリン「まあそのさ……全部真正面からクリアしたわけじゃないんだけどさ」

クリリン「……ああ、ああ」

クリリン「違うよ、俺だけの力じゃない」

クリリン「……ありがとな、ニコル」

クリリン「次はお前の番だぜ!」


ハンター試験編 完

856 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 16:31:16.50 ID:lX3GhiyJ0

番外編

クリリン「……」ズ ズ ズ ズ

クリリン「ただいまー……」ガチャ

クリリン(はぁ……はぁ……)
              ここ
クリリン(とうとう来た!玄関まで!)

クリリン(階段までは……まだ10m以上……!)

クリリン「はぁ……はぁ……」

クリリン(洗濯物が散乱している……一畳に50着はあろうか…)

クリリン「……」

クリリン(無理だ)

クリリン(これ以上  進めない……!!)

862 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 16:40:49.35 ID:lX3GhiyJ0

クリリン(行けば確実に)

クリリン(殺される)

クリリン(なんだあの気は……!?)

クリリン(この世のあらゆる不吉を孕んでいる様……!!)

クリリン(……いや、今更死ぬのは怖くない)

クリリン(最も怖いのは、この上にいる奴は)

クリリン(オレを殺す前に1週間弱の連絡の不備について……オレを絞るだけこってり絞ろうとする)

クリリン(つかまればそれに抗う術は無い……)

クリリン(そう確信できるほど濃い凶兆!!)

クリリン(ここが限界……!)

18号「何やってんだい」スッ

クリリン「ぴぎゃああああああ!」

871 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 16:48:44.09 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「いや、違うんだ!その!」

18号「……」ゴゴゴゴゴゴ

クリリン「ごめん、ごめんな!」

クリリン「試験の日程知らなかったんだ!」

クリリン「本当なんだ、受験生は皆知らないんだよ」

クリリン「お願いだから許して…」

マーロン「Zzz」

クリリン「ほ、ほら、マーロン起きちゃうだろ!」

18号「来い」ズルズル

クリリン「うえぇ……」

878 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 16:53:40.85 ID:lX3GhiyJ0

18号「よーしよし」

マーロン「Zzz」スヤスヤ

クリリン「……なんで食卓なわけ」

18号「……」トン

クリリン「これは?」

18号「作った」

クリリン「お前が?」

18号「食え」

クリリン「あ……うん、いただきます」

クリリン「……」もぐもぐ

クリリン「あ、うまい」

886 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 16:59:01.93 ID:lX3GhiyJ0

18号「……」

クリリン「……」もぐもぐ

18号「……」

クリリン「18号」

18号「なんだ」

クリリン「すっげえおいしいな」

18号「……」

クリリン「な、なんで後ろ向くの?」

18号「別に……」

893 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 17:06:14.25 ID:lX3GhiyJ0

クリリン「ごちそうさまでした!」

18号「……」

クリリン「なあ、また作ってくれよ」

18号「……考えとく」

クリリン「約束だかんな」

18号「……」

クリリン「あ、そうだ!」

903 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/22(土) 17:16:53.58 ID:lX3GhiyJ0

18号「なんだよ」

クリリン「小指出して」

18号「……」サッ

クリリン「指きりげーんまーん嘘ついたらはーりせんぼんのーます!」

18号「子供か」

クリリン「へへ、試験で一緒になった奴に教えてもらったんだけどさ、こっからが大事なの」

18号「?」

クリリン「誓いのチューーーーーーーー!」

18号「!」

クリリン「はい、約束完了!」

クリリン「さーて、洗い物片付けますか…」スタッ

クリリン「ありゃ!?なんだこれ!なんだよこのキャベツの山!うっひょーすげえな!」

18号「誓いのちゅー……」ボソ


番外編 完

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